imac画面

iMacを外部モニターとして使えるのか?調べてみた

最近、自宅用のMacBook Air(2020年モデル)がいよいよ不調になり、思い切って買い替えました。
やや早めの買い替えですが、自転車通勤での揺れが不調の原因かな?と思いつつ、下取り価格も3万円もついたので納得。

一方で、会社で使っているiMac(27インチ・2018年製)も動作が重くなってきました。
こちらも買い替えを検討しているのですが、ちょっと悩ましい状況です。

というのも

デザイン作業には27インチの広い画面が必須。
でも、今のAppleラインナップには27インチiMacが存在しません。

選択肢はMac Studio+Studio Displayですが…これがなかなかの高額。

そこで、「今のiMacをモニターとして再利用できれば、コストも抑えられるのでは?」と考えて、調べてみました。

結論:
2018年製iMacは、ターゲットディスプレイモード非対応

過去のiMac(2009~2014年製)には「ターゲットディスプレイモード(TDM)」という便利な機能があり、Thunderboltケーブル一本で他のMacの外部ディスプレイとして使えました。

しかし、2015年以降に発売されたiMacではこの機能は廃止されています。
つまり、2018年製のiMacはそのままではモニターとして使えないということになります。

代替手段:サードパーティ製アプリやAirPlayを活用する方法

完全に無理…というわけではなく、次のような方法で擬似的に“外部ディスプレイ化”することは可能でした。

■ 遅延を抑えて作業したい場合

• Luna Display(USB-CやHDMI接続、Wi-Fi対応):比較的安定。Mac同士でも使用可

• Duet Display(USBまたはWi-Fi):iPadだけでなくMac同士でも利用可能

■ 手軽にミラーリングしたい場合

• AirPlay(macOS Monterey以降):同じApple IDのMac間で画面共有が可能。ただし若干の遅延あり

とはいえ…費用対効果や使い勝手はやや微妙

これらの方法も完全な外部ディスプレイ代わりというよりはサブディスプレイ用途が現実的。
表示の遅延や画質の劣化、操作のもたつきが気になる方にはややストレスがあるかもしれません。

正直なところ、安価な外部モニターを1台購入した方が快適で確実という印象です。

バーチャルモニター

まとめ

• 2018年製iMacはターゲットディスプレイモード非対応

• どうしても使いたいならLuna DisplayやAirPlayなどの代替手段がある

• ただし、本格的な作業にはやや不向き

• 現実的には、新たにモニターを買う方がストレスは少ない

iMacの再利用を検討中の方の参考になれば幸いです。

[補足]ターゲットディスプレイモードとは?

2009~2014年製の一部iMacに搭載されていた機能で、
対応するMacとThunderboltまたはMini DisplayPortで接続することで、iMacをそのまま外部ディスプレイとして使用可能。
ただし、macOSのバージョン制限や対応ケーブルなどの条件が多く、現在はかなり扱いが難しくなっています。