カラーテーマ

色彩選定ツールを使ってみよう

新年あけましておめでとうございます。
新年と言えば = 明るい、明るいと言えば = 色とりどり、色とりどりと言えば = 色彩ということで(?)今年最初のメルマガは色彩選定ツールについて。


グラフィックデザイナーに限らず、WEBでも服飾でもデザイナーにとって色彩感覚が重要なのはもちろんですが、色の組み合わせ(配色)は無限なので実際のところ悩むときも多いです。


そんなときには
「Adobe Color ※1」を使うのがおすすめかも知れません。

色々な機能がありますが、
中でも「カラーホイール」の機能を使うと直感的にオリジナルのカラーテーマを作れます。

これはハーモニールールに従って5色を自動配色してくれるツールでカラーホイール内にある5つの色の一つを適当に動かすと他の色も自動的に変化してくれます。またロゴの配色など考える時にオブジェクトの再配色の機能を使うと、そのロゴのSVGファイルを読み込んでテーマから色を選ぶとそのロゴの配色を一瞬で変えてくれるので、色の組み合わせを考えるのに役立ちます。

他にも写真に使われている基本となる色やグラデーションを抽出してくれる機能や、テキスト色と背景色の視認性をチェックしてくれるアクセシビリティの機能などもあります。

他にも似たようなサービスでCoolorsやPaletton、Pigment、Color Huntといった無料のサービスがたくさんあるので試してみてください。

「Nippon Colors ※2」というサイトでは日本の伝統色の和名をクリックするとCMYK値やRGB値をデザイン的にカッコよく表示してくれます。選定ツールとはことなりますが、変化が格好良いので別の意味で参考になりました。

色彩の選定ツールはデザイナーだけでなく、他の職種でも活用できると思います。

例えば営業職でも提案書をまとめる際に相手に好印象を与える色彩を選定したり、医療関連であれば患者さんに安心感を与える色彩を選定することも。

このように信頼感や専門性、清潔感など様々な印象を与えることも可能だと思います。
ぜひこれらのツールを使って、印象アップに役立ててみてください。

※1 https://color.adobe.com/ja/create/color-wheel
※2 https://nipponcolors.com/