ロボットは友達

ロボットは友達

日本ではロボットが擬人化されているのは不思議でもなんでもないことですが、

海外の多くの人々にはそれが非常に斬新で魅力的と感じているとのこと。

擬人化されたロボットで代表的なものと言えばドラえもんやアトムは言うまでもなく、ロボット以外でもアンパンマンやウマ娘、ひいては「はたらく細胞」のように血液や細胞まで、多くのものを擬人化しています。鳥獣人物戯画も日本最古の擬人化漫画?かもしれません。


その背景には、「森羅万象、全ての物に魂が宿る」という考えが日本にはあり、自然だけでなく、道具や機械などにも愛着を持って、声をかけたり名前をつけたりと感情移入してしまう国民性から来ていて、海外ではきっと機械は機械、心のない機械に愛情を注ぐなんておかしいという考え方なのかもしれません。

アニメや漫画における擬人化も日本は人間をベースに動物やモノのパーツを移植していて、あくまで人間っぽい仕上がりが多いけど、海外では動物やモノをベースに人間のパーツ(目や耳など)を入れていて人間とはちょっと違う。

また日本ではロボットは友達であり「心」を持つ存在として描かれることが多く、海外ではロボットは人間に従うものとして描かれることが多かったりと、いろんな違いが見られます。

そんな背景から海外の人が日本の擬人化されたロボットやものに魅力を感じているのだと思います。


海外モノでも映画「ベイマックス」はロボットとの友情が描かれている名作ですが、日本へのリスペクトがあるようでベイマックスの顔のモチーフは新宿の花園神社の境内にある「鈴」とのこと。

ベイマックスに心があるのは納得ですね。

神社鈴ベイマックス