「新しい生活様式」にも意外となれてきて、家にいる時間を一層充実させることがより大事なミッションになってきていますが、そんなときこそ気になっている映画を浴びるように見るチャンス!
ということで、アマゾン・プライムとネットフリックスから配信されているそれぞれ5作品ずつ、私が個人的に見たいなと思っている映画をピックアップしました。
思ったよりアツくなりボリューム満点になってしまったので、今回はアマゾン・プライム編です!
目次
アマゾン・プライムでみたい5選
驚異的な低価格で映画見放題のアマゾン・プライム。これにプラスして音楽や本まで楽しめてしまうのは、勝手に申し訳ない気持ちになります。
単館系の作品にものすごく強いイメージがあり、(その分有名作品を追加料金無しで配信することはほぼないのですが…)全く知らない作品との思わぬ出会いがものすごく多いので、選んでいるときは本屋さんでたくさんの書籍の中から運命の出会いを探すときと同じワクワクがあります。
怪怪怪怪物!
早速ホラーです!ホラー映画はおばけがきそう〜というときのドキドキと、実際に現れてパニックになるときのハチャメチャがジェットコースターに乗っているときのスリルと似ていてやみつきになりますね。
予告編に青春×ホラーと言う面白いキャッチコピーがあったので気になった作品。
しかし評判を調べるに、けっこういじめ描写がエグいのとスプラッター描写がしっかりあるらしく、そのあたり苦手な方は避けてください…。(トップバッターからすみません…)
いじめっ子たちがうわ〜いるよね…、みたいな、学校の廊下で見かけたら思わず遠回りしちゃいそうな雰囲気を出しているのがものすごい気持ちのいいカタルシスをくれそうな予感をめちゃくちゃ感じています!
予告編ラストの自販機で飲み物をとったら後ろにおばけがいるシーン、ものすごくテンプレート的シチュエーションなのになぜこんなにもワクワクしてしまうのでしょうか……!
監督の前作がめちゃくちゃ甘酸っぱい青春映画「あの頃、君を追いかけた」という作品らしく、振り幅がめちゃくちゃ大きいですがお口直し的な意味も含めそちらも鑑賞後に合わせてみてみたいところ。
MAMA
ホラー2本目!大大大好きな監督であるギレルモ・デル・トロ※が製作総指揮を努めたホラー映画です。
※私が一番好きな映画は?と聞かれたときに真っ先に出てくる「パンズ・ラビリンス」の監督でもあり、勝手に同人作家とよんでいる方でもあります。
日本のロボットや怪獣を愛すがゆえに「パシフィック・リム」を作ったり、幼少期に鑑賞した『大アマゾンの半魚人』の結末が気に入らなくて自分だったらこうする!として制作した「シェイプ・オブ・ウォーター」など、制作秘話から勝手にそう思っているだけですが…。
デル・トロ、気持ち悪いけどどこか色っぽいクリーチャーデザインが魅力的なのですが、そこから生まれるおばけはどんなになっているのかな〜とワクワクしながら予告編見たのですが普通にカリカリ体型の汚いゾンビっぽい見た目でした。(少し残念!)
ですがレビューサイトの感想など見たら「血はそんなに出ない」「ラストの方で親としての視点から感動してしまった」、みたいなポジティブなコメントが多かったので(ホラー映画の中では)見やすそうな気がします。
ブランカとギター弾き
海外の監督かと思って予告編を見ていたら、まさかの日本人監督!もともとミュージックビデオや写真を撮っていた方らしく、下記の記事を見てさらに気になる映画に。
『ブランカとギター弾き』は、いかにして生まれたか? 監督・長谷井宏紀インタビュー
ゴミの山で遊んでいるストリートチルドレンたちと仲良くなって、一緒にゴミのクリスマスツリーを作ったりして遊んでた。ある時、子供たちにアイスクリームを奢ってやろうとしたら、彼らのリーダー的な子が、『おい、コウキ、やめろよ。俺がお前に奢ってやるよ』って。彼は当時8歳だったけど、彼なりのプライドがあったんだ。その出来事に衝撃を受けて人生が変わった。初めて目が開いた気がした。それからずっと海外を放浪する暮らしになった
引用元https://tabi-labo.com/281931/blanka
上記の衝撃を映画で伝えようとして生まれた作品が今作のようです。
もう予告編だけで分かるのですが、これ私絶対泣いちゃうやつですね。
そしてブランカの歌声がとてもきれい!「リメンバー・ミー」のミゲルくんと声が似ているように聞こえます。
こういう状況の人々に対してかわいそうと思ってしまいがちなのですが、上記インタビューにもあったようにその人それぞれのプライドとは何かをちゃんと見つめながら鑑賞しようと思います。
また、作品についての監督インタビューもあったので、こちらは鑑賞後にゆっくり読みたいですね。
アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー(字幕版)
私の夢はめちゃくちゃド派手なおばあちゃんになることなのですが、その理想形と言っても過言ではない方のドキュメンタリー作品。
ずっとずっと見たかったのですがタイミングを逃し続けてしまっていて、ようやく見よう!というより見なければ!と使命感がでてきています。
アイリス・アプフェルさんについて調べると色々と驚かされることが多いのですが、一番驚いたのはドキュメンタリー映画を撮ったその3年後、97歳で大手事務所とモデル契約をしたというニュースでした。
昨年8月には、97歳の誕生日を迎えたアイリス。そんな彼女がこのたび、新たなステージに踏み出した模様。<Page Six>によると、現地時間の1月31日、彼女が大手モデル事務所「IMG Models」と、正式にモデル契約を結んだことが発表されたのだとか。
「IMG Models」は、ジジ&ベラ・ハディッド姉妹や、ヘイリー・ボールドウィン、アシュリー・グラハムなど、今をときめく人気モデルたちが所属するエージェンシー。アイリスが<WWD>に語った内容によると、「これまで事務所に所属したことがないから、とてもワクワクしてるわ」とのこと。
引用元https://www.cosmopolitan.com/jp/trends/career/a26106243/iris-apfel-97-signs-with-famous-model-agency/
そんなパワフルで魅力的な女性なのでもちろん名言がたくさんあるのですが、その中の一つがこちら。
「人の目を引くためじゃなく、自分のために服を着ているの。」
引用元https://www.harpersbazaar.com/jp/fashion/fashion-column/a80920/fir-iris-apfel-quotes-160224/
これ、昨今のフェミニズム運動などでもよく聞く言葉で、自分は他人から評価されるために行動をしているのではない。という超重要なことなのですが、それをものすごい説得力を持って伝えてくれる人だなあと思います。
予告編を見ただけでも楽しく歳を重ねるっていいなあと思えてしまうので、じゃあ本編を見たらどうなっちゃうんだろう!?とワクワクがいっぱいです。
映画を見るのは面倒、という方は、この記事にアイリスの生い立ちや素敵なところがいっぱい詰まっているのでこちらを読んでみてもいいかもしれません。
最初で最後のキス
ポスターのキャッチコピーが、
イタリアでスマッシュヒット!16歳の恋と友情をビタースイートに描いた青春映画。
だったので、「ウォールフラワー」と似た雰囲気の作品なのかなと思っていたのですがどうやら全く違うようで、
◯この映画が生まれた経緯は?
本作は、08年にアメリカで実際に起きた“ラリー・キング殺人事件”※1の記事をもとに、私が執筆した小説「UN BACIO」を原作としています。ここ数年で、この本が多くの学校で紹介され、沢山の生徒たちと出会い、彼らは私に自らの経験を語ってくれました。そして、思春期に特有のこのテーマを早急に映画化するべきだと強く感じました。※1 08年2月、15歳のラリー・キングが、14歳の同級生ブランドン・マキーナリーにピストルで撃たれて死亡したヘイトクライム(社会的マイノリティーへの憎しみに基づいた犯罪)。ラリーがブランドンへの好意を表明したことが事件の引き金にもなっている。
◯コトロネーオ監督が問いかけるもの
本作は、普遍的なイジメや差別がネットやSNSの登場により、さらに深刻で過酷な状況へといかに子供たちを陥らせているかをリアルに映し出す。せっかく友情を得て輝き始めた3人の、青春の幕開けから一転、取り返しのつかない事件を引き起こしてしまう。10代の危うい感性や心の闇、衝動が遂に爆発するこの衝撃的な結末を、貴方はどう受け止めるか――。恋や性への目覚め、それに対する過度な期待、若く無知ゆえに受ける被害や傷、戸惑いや恐れから暴力や自棄に走る衝動を、なぜ周囲や、社会、大人はいつまでも止められないのか。 イタリアでは06~10年にLGBTの308人が何らかの事件に巻き込まれ、そのうち37人が亡くなり、194人が重傷を負ったという。その事実も、本作を作る動機になったと監督は語る。
ビタースイートどころじゃない!!!!!!!
これは完全にキャッチコピー詐欺ですね。
間口を広げようとして作品のほんの一部の要素を切り取った結果、作品の主題と乖離してしまっているというのはよく見かけるのですが、それでは誰も得しないじゃないかと私は密かに問題視していたりします……。(キャッチコピーに騙されずに自分が好きそうな作品を見つけたときの達成感を楽しんでいる自分もいるのですが…。)
また恥ずかしながら、ラリー・キング殺人事件のような出来事を想像したことがなかったので、そのあたりに関する自分の視野を広げてくれる作品になるのかなと期待しています。
自分の考えが及ばない方向へ視界を広げてくれる出会いがあるのが映画の面白く、大事にしたいところですね。
ネットフリックス編につづく!
5本中2本がホラー映画になっていますが、これは個人的に空前のホラーブームが来ているせいですね。(先日友人と夏のホラーナイトを開催していました)
そして更にネットフリックス編でもしっかりホラー映画をセレクトしています。
原因は外出の回数が減って刺激が足りないせいかもしれません。
ネットフリックス編ではネットフリックス独占配信の作品中心にご紹介します!