ダークパターンに
作り手側も気をつけよう!


ダークパターンに作り手側も気をつけよう!

第301回

「セキュリティ対策」をしていても、それ以前の問題で消費者が意図しないような誤解や不利益を生むサイトもあります。
いわゆるダークパターンと呼ばれているもので、よく身近でもあるあるのが、会員登録や資料請求しただけでメルマガが勝手に送られてくる、また解約方法も問い合わせ先も不明(わかりにくい)、中には一定の条件をクリアしないと高額請求がくるような悪質なものも存在します。


世界的には規制が進むダークパターンですが日本での規制はまだこれからのよ
うです。

消費者庁のサイト※ではこう紹介されています。
「ダークパターンは、一般的に消費者が気付かない間に不利な判断・意思決定をしてしまうよう誘導する仕組みのウェブデザインなどを指すとされています。」


ダークパターンは下記の7つに分類されます。


【強制】【インターフェース干渉】【執拗な繰り返し(ナギング)】【妨害】<BR>【こっそり】【社会的証明】【緊急性】

→わかりにくいのでもう少し具体例をあげると、
「ユーザーに特定の選択肢を選ばせたりと誘導する」「定期契約であることを隠している」「気に入り追加やユーザーレビューを操作して人気が高いように見せかける」「間もなく終了、お急ぎください!などと心理を煽る」といった内容です。

実はこれ、すべてが悪意を持って故意に行われているとは限らないんです!
例えば我々作り手側のキャッチコピーやデザインの配慮不足で、消費者に勘違いさせてしまうような作りになってしまうと、これもダークパターンに値します。


先のメルマガも作り手側が、会員登録の際に配信を受け取るチェックボックスに最初からチェックを入れてしまうと消費者からはダークパターンと見えてしまいます。
なので、作り手側もダークパターンに陥らないために「事実と異なることを伝えて騙していないか」「不当にユーザーを焦らせて判断を誤らせていないか」という視点を持って制作することが重要になります。


ということでザンクでも知らずにダークパターンに陥らないよう気を付けたい
と思います!(^^)

※消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/international_affairs/icpen_2023/